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美容医療の施術後に合併症が起きたらどうすべきか?ステップごとのガイド

美容医療の施術後に合併症が疑われる場合は、まず緊急かどうかを判断してください。見え方、話すこと、呼吸の異常や重いアレルギーのサインがあれば、待たずに112(トルコの救急番号。日本では119)に電話してください。緊急でなければ、すぐに施術した医師に連絡してください。連絡がつかない場合は、救急外来または別の医師を受診してください。このガイドでは、最初の数分から、記録の請求、必要に応じた相談・届け出先まで、とるべきステップを順に解説します。

美容医療の施術後に合併症が起きたら、まず何をすべきですか?

美容医療の施術の多くは問題なく終わります。しかし、まれではあるものの合併症(望ましくない結果や副作用)が起こることがあります。その場合に最も大切なのは、症状がどのくらい緊急なのかを正しく判断し、時間をむだにしないことです。合併症によっては数分や数時間が重要になり、別の合併症では落ち着いて定期的に経過をみれば十分です。

以下のステップは、どの施術を受けた場合にも当てはまる全体的な道筋を示しています。施術ごとの症状については、関連するページをご覧ください。たとえば、フィラーの後の血流の問題については「フィラー後、どんなときが緊急事態?血管閉塞とその他の警告サイン」、感染については「美容医療の施術後の感染症」、アレルギーについては「美容医療におけるアレルギー反応」です。

ステップごとに:合併症が疑われるとき、何をすべきですか?

  1. 緊急かどうかを判断します。下の赤い枠の症状のいずれかがあれば、ほかのステップを待たずに112に電話してください。
  2. 緊急でなければ、すぐに施術した医師またはクリニックに電話します。症状、それが始まった時期、施術日、施術した部位をはっきり伝えてください。
  3. 妥当な時間内に医師に連絡がつかない場合は、最寄りの救急外来または別の医師を受診します。どの施術を、いつ、可能であればどの製品で受けたかを伝えてください。
  4. 記録します:部位の日付入りの写真を撮りましょう。製品の情報、ロット番号、ラベルシール、施術と支払いの書類を保管し、症状の経過をメモしましょう。
  5. 記録を請求します:施術記録、使用された製品の情報、あなたが署名した同意書の写しを求めましょう。
  6. 必要に応じてセカンドオピニオンを受けます:症状が治まらない場合や不安が残る場合は、関連する分野の経験がある別の医師を受診し、記録を持参しましょう。
  7. 問題が解決しない場合は、相談・届け出先を検討します:まず医療機関に、必要に応じて保健当局に相談し、製品に関わる問題であれば関連する機関に届け出ましょう。

ステップ1:緊急なのはどんなとき?112が必要な症状

待たずに112に電話してください

  • かすみ目、視力の喪失、物が二重に見える、または目の激しい痛み
  • 顔のゆがみ、話し方の異常、腕や脚の力が入らない、またはしびれ
  • 息苦しさ、ゼーゼーする呼吸、唇・舌・のどが急速に腫れてくる、飲み込みにくさ
  • 全身に広がるじんましんに加えて、めまい、気が遠くなる、または意識がはっきりしない
  • 高熱、寒気、急速に広がる赤み、全身の状態の悪化
  • ボツリヌストキシンの注射後の、飲み込み、話すこと、呼吸の困難、明らかな筋力低下

すぐに施術した医師を受診してください

  • フィラーの後に皮膚が白くなる、網目状に広がる紫がかった色、冷たさ、または激しい、強くなっていく痛み
  • 強くなる赤み、熱感、痛み、分泌物、または痛みのあるふくらみ
  • 水ぶくれ、やけど、かさぶたになっていく、または黒ずんでいく皮膚の部分
  • 目、まぶた、または顔の表情に新たに現れたはっきりした変化

フィラーの後の色の変化のように、一部の皮膚の症状は、救急外来ではなく医師がすぐに評価すべきものです。ただし、医師にすばやく連絡がつかない場合は、待たずに救急外来に行ってください。迷ったら電話してください。結果的に不要な電話になったとしても、処置が遅れるよりは常によいのです。

ステップ2と3:医師に連絡がつかない場合は、どうすればよいですか?

施術の前に、問題が起きたときに夜間や週末にどのように医師に連絡できるかを確認しておくのが理想です。それでも連絡がつかない場合は、ためらわずに救急外来を受診してください。救急外来の医師が正しく判断できるよう、受けた施術を隠さずに、詳しく伝えてください。

  • どの施術を受けましたか(フィラー、ボツリヌストキシン、レーザー、ピーリング、糸、メソセラピーなど)?
  • いつ、顔や体のどの部位に受けましたか?
  • わかっていれば、どの種類の製品が使われましたか(たとえば、フィラーがヒアルロン酸かどうか)?
  • 症状はいつ始まり、どのように変化しましたか?
  • 使っている薬、アレルギー、持病は何ですか?

ステップ4:どの記録を保管すべきですか?写真とロット番号はなぜ重要なのですか?

よい記録は、あなたを診る医師が正しく判断しやすくなるだけでなく、後で評価が必要になったときに手元にある最も重要な書類にもなります。写真は毎日、同じ明るさ、同じ角度で、日付がわかるように撮るようにしましょう。

  • 部位の日付入りの写真と、必要に応じて短い動画
  • 製品の箱、ラベルシール(一部の製品で患者に渡される貼付用のラベル)、ロット番号
  • 施術の日付、時刻、施術した部位
  • 説明を受けたうえでの同意書と、渡されたケアの指示
  • 請求書や支払いの書類、予約ややりとりの記録
  • 症状の経過、体温、受けた治療を示す簡単なメモ

ロット番号は、製品がどの製造単位(ロット)のものかを示します。副作用や製品に関する安全性の警告があった場合に、あなたに使われた製品を追跡できるようにします。

ステップ5:医療記録を求めることはできますか?

患者には一般に、自分に関する医療記録を閲覧し、その写しを求める権利があります。施術を行った医療機関に、施術記録、使用された製品の情報、同意書の写しを請求することができます。請求を書面で行うと、何をいつ求めたのかを後で示すのに役立つことがあります。

記録に、使用された製品の名前、量、施術した部位、日付が含まれていれば、その後に受診した医師がより早く、より正確に判断できます。記録は紙またはデジタルで、整理されたファイルにまとめて保管しましょう。

何か問題が起きていると思ったら、最初にすべきことは、施術した医師にすぐに連絡することです。日付入りの写真を撮り、製品の情報を保管しておくと、治療も、その後のステップも進めやすくなります。

Dr. Hamza GemiciDr. Hamza Gemici
Doktorclub メディカルディレクター · 美容医療に携わる医師

ステップ6:セカンドオピニオンはいつ受けるべきですか?

症状が予想される期間で治まらない場合、受けた説明で安心できない場合、あるいは治療の提案に確信が持てない場合は、別の医師からセカンドオピニオンを受けることは妥当なステップです。これは必ずしも最初の医師を信頼していないという意味ではありません。複雑な状況では、別の視点が役立つことがあります。

セカンドオピニオンには、関連する分野の経験があり、その施術の合併症に対応できる医師を選びましょう。写真と記録を持参してください。誰を医師として選べるか、誰が施術を行えるかについては、「美容医療の施術は誰が行えるのか?患者として知っておきたいこと」が参考になります。

ステップ7:トルコで苦情の申し立てや届け出をするには、どこに相談すればよいですか?

まずは施術を行った医療機関と直接話し合うことが、多くの場合最も早い方法です。病院や多くの医療機関には、患者の権利や患者とのコミュニケーションを担当する窓口があります。問題が解決しない場合は、医療サービスを監督する公的機関に相談することができます。

  • 施術を行った医療機関:医療機関の管理部門、または患者の権利に関する窓口があればその窓口。
  • お住まいの県の県保健局(İl Sağlık Müdürlüğü、トルコの県レベルの保健当局):医療機関の監督に関する相談のため。
  • 保健省コミュニケーションセンター(SABİM、トルコ保健省の相談窓口)の184番:医療サービスに関する要望、提案、苦情のため。
  • 製品に関わる問題(副作用の疑い、偽造品や品質の低い製品の疑い):トルコ医薬品医療機器庁(TİTCK)。医薬品に関する副作用の疑いは、TİTCKに属するトルコ・ファーマコビジランスセンター(TÜFAM)に患者自身も報告できます。
  • 医療機関以外の場所で、資格のない人によって行われた施術:県保健局またはSABİMを通じて届け出ることができます。

このセクションは一般的な情報を提供するもので、法的な助言ではありません。相談・届け出の窓口や手続きは時間とともに変わることがあります。最新の情報は、関連する機関の公式な情報源で確認してください。法的な権利については、法律の専門家に相談することができます。

出どころのわからない製品や、医療機関以外の場所での施術についての詳細は、「偽造品と無許可の施術:リスク、警告サイン、どうすべきか」をご覧ください。

医師は何をしてくれますか?

医師はまず診察を行い、問題の原因を理解しようとします。合併症の種類によって、経過観察のみ、部位への治療、薬による治療、ヒアルロン酸フィラーでは必要に応じてフィラーを溶かすヒアルロニダーゼという酵素、感染では検体の採取、あるいは関連する専門分野への紹介が検討されることがあります。見え方や神経系の症状では、すみやかな病院への搬送が基本です。

合併症の中には短期間で治まるものもあれば、数週間や数か月にわたる経過観察が必要なものもあります。あなたの状態が何によって起きたのか、予想される経過、どの症状があれば再受診すべきかを、はっきり説明してもらいましょう。

合併症を経験することは、気持ちのうえでもつらいことがあります

見た目をよくするために受けた施術の後に問題が起きると、不安、恥ずかしさ、怒り、悲しみを感じることがあります。こうした気持ちは理解できるもので、よくみられるものです。自分を責めるのではなく、ステップを順に進めることに集中すると、状況に対処しやすくなります。

医師との面談に信頼できる人に付き添ってもらうこと、質問を事前に書き出しておくこと、受けた回答をメモすることが役立つ場合があります。不安、睡眠の問題、見た目についてずっと考えてしまう状態が長く続く場合は、そのことも医師に相談してください。必要に応じて心の健康の分野で支援を受けることも、回復の過程の一部になりえます。

SNSでほかの人の経験を読むことは、ときに支えになりますが、自分の状況をそれと一対一で比べると誤解を招くことがあります。合併症の経過は、人、施術、製品によってそれぞれ異なります。

合併症の後に、してはいけないことは何ですか?

  • 治るだろうと待たないでください。特に色の変化、見え方の問題、息苦しさでは、時間がとても重要です。
  • 自己判断で抗菌薬、ステロイド、そのほかの処方薬を始めないでください。
  • 医師がすすめない限り、マッサージ、温めること、冷やすことをしないでください。
  • SNSや掲示板ですすめられている方法を試さないでください。
  • 問題が解決しないうちに、別の場所で同じ部位に新たな施術を受けないでください。
  • 記録、製品の情報、写真を捨てないでください。

次回、リスクを減らすにはどうすればよいですか?

  • 施術は、許可を受けた医療機関で医師に受けましょう。
  • 製品の未開封の包装、ラベル、ロット番号を確認し、記録に残してもらいましょう。
  • 施術の前に、問題が起きたときにどのように医師に連絡できるかを確認しましょう。
  • クリニックが緊急事態に備えているかを確認しましょう。
  • 健康に関するすべての既往、薬、アレルギーを漏れなく伝えましょう。

より詳しい予防策については、「合併症のリスクを減らす」をご覧ください。

このページは一般的な情報提供を目的としており、診察、個別の医学的評価、法的な助言の代わりにはなりません。緊急のサインがあれば、112に電話してください。

この記事に関連するツール施術カード

このカードがあると、施術の後に別の医師を受診したときに、何が行われたかを説明しやすくなります。製品の箱やラベルの写真も保存しておきましょう。

緊急の症状がある場合は、カードの記入を待たずに、112(トルコの救急番号。日本では119)に電話してください。

私の施術カード

施術
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施術日
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クリニック、都市、国
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施術した医師
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使用した製品とロット番号(製造番号)
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施術した部位
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メモ(服用中の薬、アレルギー、医師からのアドバイス)
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このカードはお使いの端末上でのみ作成されます。入力した内容は保存されず、どこにも送信されません。ページを閉じると消去されます。

医師に聞きたい質問

  1. 施術後に問題が起きた場合、夜間や週末にはどのように連絡できますか?
  2. どの症状があればあなたに電話し、どの症状があれば直接112に電話すべきですか?
  3. 使用した製品の名前、ロット番号、施術記録を書面でもらえますか?
  4. クリニックには緊急事態のための薬と機器がありますか?
  5. この合併症はなぜ起きたのですか?予想される経過はどうなりますか?
  6. どの症状があれば再受診すべきですか?再診の予約はいつですか?
  7. 別の専門医からセカンドオピニオンを受けることをすすめますか?
  8. 同意書と医療記録の写しをもらえますか?

よくある質問

美容医療の施術の後、医師に連絡がつきません。どうすればよいですか?

見え方、話すこと、呼吸の異常や重いアレルギーのサインがあれば、待たずに112に電話してください。それ以外の場合は、最寄りの救急外来または別の医師を受診してください。どの施術を、いつ、どの製品で受けたかを必ず伝えてください。

合併症に備えて、どの書類を保管すべきですか?

部位の日付入りの写真、製品の箱やラベルシール、ロット番号、同意書、ケアの指示、支払いの書類を保管してください。症状の経過を簡単なメモで記録しておくことも役立ちます。

ロット番号とは何ですか?なぜ求めるべきなのですか?

ロット番号は、製品がどの製造単位(ロット)のものかを示すコードです。副作用や製品に関する安全性の警告があった場合に、あなたに使われた製品を追跡できるようにします。そのため、施術記録に残してもらうことは適切です。

医療記録の写しを求めることはできますか?

患者には一般に、自分の医療記録を閲覧し、その写しを求める権利があります。施術記録、製品の情報、同意書を、施術を行った医療機関に請求することができます。請求は書面で行うとよいでしょう。

美容医療の施術についての苦情は、どこに申し立てればよいですか?

まず施術を行った医療機関に、患者の権利に関する窓口があればその窓口に相談できます。問題が解決しない場合は、県保健局(İl Sağlık Müdürlüğü)や保健省コミュニケーションセンター(SABİM、184)といった窓口(いずれもトルコの機関)を利用できます。これらは一般的な情報です。法的な問題については法律の専門家に相談できます。

使われた製品が疑わしいです。どこに届け出ればよいですか?

製品に関わる副作用の疑いや偽造品の疑いは、トルコ医薬品医療機器庁(TİTCK、トルコの規制当局)に届け出ることができます。医薬品に関する副作用の疑いは、患者自身もTİTCKに属するトルコ・ファーマコビジランスセンター(TÜFAM)に報告できます。手元にある製品の情報とロット番号があると、届け出がしやすくなります。

セカンドオピニオンを受けると、最初の医師に失礼になりますか?

セカンドオピニオンを受けることは、患者として妥当で一般的なステップです。特に症状が治まらない場合や、治療の提案に確信が持てない場合は、別の視点が役立つことがあります。記録と写真を持参してください。

出典

  1. Before you have a cosmetic procedure — NHS
  2. Dermal Fillers (Soft Tissue Fillers) — U.S. Food and Drug Administration (FDA)
  3. A 10-point plan for avoiding hyaluronic acid dermal filler-related complications during facial aesthetic procedures and algorithms for management (Heydenrych I et al.). Clin Cosmet Investig Dermatol 11:603–611 — Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology, 2018
  4. Guideline for the Management of Hyaluronic Acid Filler-induced Vascular Occlusion (Murray G, Convery C, Walker L, Davies E). J Clin Aesthet Dermatol 14(5):E61–E69 — Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology, 2021
  5. Sağlık Bakanlığı İletişim Merkezi (SABİM)――トルコ保健省コミュニケーションセンター — T.C. Sağlık Bakanlığı(トルコ共和国保健省)
  6. Farmakovijilans (Türkiye Farmakovijilans Merkezi – TÜFAM)――ファーマコビジランス(トルコ・ファーマコビジランスセンター) — Türkiye İlaç ve Tıbbi Cihaz Kurumu (TİTCK)――トルコ医薬品医療機器庁

美容医療専門家委員会

この記事のトルコ語原文は、Doktorclub美容医療専門家委員会の審査を受けています。本ページはその原文と照合して確認した翻訳であり、日本語を話す医師による審査はまだ受けていません。

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この内容は情報提供のみを目的としており、診察や医学的評価に代わるものではありません。ご自身の状況については医師にご相談ください。

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